RSS 2.0用のTraitsというモジュールが公開されたようです(結構前みたい)。これはTraitという単語が示す通り、特性を表現するものです。簡単に説明すると、taxonomy要素とtrait要素の組み合わせで特性定義を作成しておき、itemTrait要素でそれを参照することによって、RSSの各記事がどのようなものかを直観的に理解することが可能になるとかそんなん。詳しい説明及び文法は、スクリーン・ショット付きの利用例がいくつか提示されていたりとなかなか親切な仕様書を見た方が速いです。

Traitsモジュールでは、特性を細かく自由に定義することができ、複数の特性を持つことが可能なので、RSSの各記事の特性を視覚的にはかなり明確に示すことが可能になるでしょう。反面、予め特性を定義することが必須なので、タグのような自由度(思いついた文字列をタグにすれば良いだけというような自由度)は失われます。また、それぞれの特性定義をエンド・ユーザーまたはアプリケーションがきちんと把握しておく必要があり、利用には大幅な制限が加わるでしょう。

表現そのものは文字列/色/画像の3種類なので、フィード・リーダー側の対応は結構簡単そう。

私見では、このモジュールで付加される特性は、人力で付加するような類いのもの(カテゴリやタグなど)ではなく、機械的に生成され付加されるものへの利用を主眼としたものではないかと思います。なので、Example 4のBusiness Workflowなどが最も効果を発揮する利用例かも。Example 1のCategorizationは、RSS 2.0にはcategory要素がもあることを踏まえるとかなり無理やりな利用例な気がします(画像付けるだけじゃん)。