猿のイラストが目印の雑誌、Monkeyの第11号をパラパラっと眺めたところ、「チャールズ・ブコウスキーには仲間、友達がいないので、仲間内の通り言葉であるスラングが彼の作品には少ない」というような文があった。ぐうの音も出ない。

土曜の午後を目一杯に使って読んだ。有意義な午後だった。

「やはりバロウズはいいね」などとスッと出てくるようになりたい。バロウズを読もう。

今回も挿絵をうまく使った雑誌だった。挿絵のパワーはすごい。すごすぎるから使いどころが難しく、避けられる傾向が強いのだろうか。表紙のように一過性の性質を持たないのも難しそうだ。


この号のテーマとは別に、昨年のアンデルセン文学賞授賞式での村上春樹の受賞スピーチが載っていた。村上春樹らしいスピーチだった。