いつも買っていたネピアのトイレットペーパーがリニューアルして香り付きになっていた。石けんの香り。香り付きの柔らかいやつか無香だけど硬い紙のどうにもならない二択になりつつある気がする。あ、ダブル派。

石けんの香りそのものには思うところはないんだけど、石けんでないものから臭うとウッってなる。母親がきれい好きで家が片付いていた上、芳香剤みたいなものがまったくない環境で育ったからか、こういった人工的につけられた香りが苦手で、ちょっと強いと不快な臭いにしか感じられなくなる。Twitterでもちょくちょく言ってる人を何人か見てるけど、洗剤や柔軟剤の臭いも本当に辛い。日によって違う香りの洗剤を使って気分をリフレッシュ! みたいな人種を好意的に取り上げている雑誌をしばらく前に読んでゾッとした。

もちろんこれは僕の主観と感覚に過ぎないので、世の中に色々選択肢はあって良い。だけど上述のような不自由な選択肢しか残されないことも多くてなんだかなと思う。香りはそれが芳しいか臭いかは人によるとしか言えない。多くの人が芳しいと感じる香りであっても万人にそうではないし、香る環境にも強く依存する。香りが強制的に嗅覚に訴えてしまうことをもうちょっと意識して、メーカーも販売店もせめて選択肢を減らさないで欲しい。

「まぁでも加齢臭よりマシじゃないですか」みたいな意見に反論しづらい年齢が憎い。