Internet ExplorerとFirefoxでのフォント・サイズが11pxの文の表示を比較したスクリーンショット。

Windows (多分Windows 2000以降)のInternet Explorerでは、11pxあたり(以下かも)のフォント・サイズの扱いがちょっと特殊です。通常、font-size: 11px;などと指定した場合は、当然全て11pxで表示され、MS Pゴシックなどでは読むのが辛い感じになるはずなのですが、Internet Explorerでは日本語の文字だけがなぜか12px程度の大きさになってくれます(画像参照)。Firefoxなどでは平仮名はともかく漢字がちょい辛い感じ。

これはfont-size: 11px;と明確に指定した時にのみ起こる現象というわけではなく、フォント・サイズが11pxあたりになるところでは常に再現します。Internet Explorerで閲覧する場合は、読めないこともない許容範囲なフォント・サイズ(私見)なので、気づかなかったりする人も多そう。また、フォント・ファミリにVerdanaなどを指定した場合、11pxでのVerdanaはかなりカッコイイ感じ(超私見)で表示されるので、「日本語も読めないことは無いし、コレで!」みたいなケースもありそうです。

livedoor Blogのblogには本文のフォント・サイズが11pxあたりなのが多い気がする。選択できるデザイン・テンプレート自体がそうなってたりするのだろうか。とか言ってみる。

うちのサイトにもフォント・サイズを11px辺りにしている部分がかなりあったりするので、あんまり大きな声では言えないですが、そんなところにも気を使ってあげるとより良いウェブ・サイトになるんじゃないかとかなんとか。せめてコンテンツのメイン部分はフォント・サイズが12px以上になるようには気をつけた方が良さげ(と中途半端な意見で逃げてみる)。

この現象はWindows 2000以降でサポートされたFontLinkという機能の弊害かなとか推測。FontLinkは任意のフォント同士を組み合わせることが出きるようにする機能です。GUIフォントに日本語を含まないTahomaを使用しても日本語が化けないのはこの機能のおかげ。